「全国高校生読書体験記コンクール」(主催:一ツ橋文芸教育振興会)は、
挑戦するに値するコンクールだと、ずっと以前から考えていたが、なかなか実現できなかった。
これは、単なる「感想文コンクール」ではなく、「読書を通して自らの体験を語る」ところに、深みと魅
力を感じるのだ。
「県内で5編」がそのまま「全国入選」となり、中央審査に送られる仕組みとなっている。
幸いなことに、初めて挑戦するなり、「全国入選」に2人が選ばれ、昨年も2人が、そして、
今年も1人が「全国入選」に選出された。3年連続の入賞である。生徒はえらい!
校長という仕事をしながらの「読書体験記」の指導は、一時の清涼剤(?)にもなっていて、
とても楽しい。
何度も何度も話し合いを繰り返しながら、生徒の考え方や体験談を聞きだし、構想を錬り、
文章に仕立て上げていく。
当初は、ほとんど書けないが、徐々にまとまっていく過程が、実に面白い。生徒の表情も
みるみる自信に変わっていく。努力が実り、「入選」の知らせを受けた生徒の笑顔は、何物にも
代えがたい、すばらしい宝物である。生徒一人一人の潜在能力は、無尽蔵であることを、
毎年、教えられる貴重な体験である。
2014年1月29日水曜日
マラソン大会迫る
マラソン大会が近づいた。
来る 2月8日(土)、近くの「江汐公園」(1周2km)を走る。
毎日、体育の時間に、グランドを走っている。
紅潮した顔に、白い吐息が映えている。
「マラソンが好き」という生徒は、ごく少ない。
でも、本校生徒は、一人として手抜きをしない。全力で、本気になって走っている。
今まで、5校を遍歴してきたが、何事にも全力で臨む姿勢は、サビエル生が群を抜いている。
たかだか4~8kmの走行だが、終わると「豚汁」がふるまわれるのも大きな特徴。
存分に力を出し切ったあとの「豚汁」は、生徒の健闘をたたえてのささやかなプレゼント。
速い、遅いに関係なく、みんなで贈る声援と拍手の光景に胸が熱くなる。
昨年から、従来の個人賞(金・銀・銅メダル)に加えて、団体賞(トロフィー)も用意した。
来る 2月8日(土)、近くの「江汐公園」(1周2km)を走る。
毎日、体育の時間に、グランドを走っている。
紅潮した顔に、白い吐息が映えている。
「マラソンが好き」という生徒は、ごく少ない。
でも、本校生徒は、一人として手抜きをしない。全力で、本気になって走っている。
今まで、5校を遍歴してきたが、何事にも全力で臨む姿勢は、サビエル生が群を抜いている。
たかだか4~8kmの走行だが、終わると「豚汁」がふるまわれるのも大きな特徴。
存分に力を出し切ったあとの「豚汁」は、生徒の健闘をたたえてのささやかなプレゼント。
速い、遅いに関係なく、みんなで贈る声援と拍手の光景に胸が熱くなる。
昨年から、従来の個人賞(金・銀・銅メダル)に加えて、団体賞(トロフィー)も用意した。
2014年1月15日水曜日
涙をふいて15の春
東日本大震災を通して学んだことは、山とある。胸を打たれたことも、数えきれない。
「その中でも、特に印象にのこっていることは?」と尋ねられたら、
「宮城県南三陸町の戸倉中学校の生徒たち」と、応えるだろう。
それは、震災から1年後の2012年3月11日に、朝日新聞に開催された。
「東日本大震災 1年―⑧: 涙をふいて15の春」の記事だった。
絶対絶命の窮地にあって、東北の中学生たちがとったとっさの行動に、人間の底力を感じた。
と同時に、彼らに心から、「ありがとう!」と叫びたい気持ちになった。心底、尊敬している。
その翌月、4月8日は、本校の「入学式」だった。
入学生は、彼らの同級生である。
私は、敢えて、戸倉中学生の事例を式辞でのべた。
本校生も同じように、「他者のために命を差し出すほどの人間になってほしい」との願いでもある。
そして、いつか、この生徒たちのことが、NHKで放映されることを、ずっと待ち望んでいた。
そのトキが、来た。
2014年1月12日(日)、NHKでは朝10:00より、彼らを紹介した。
「高台の学校襲った大津波▽教師と生徒、必死の救命活動▽南三陸町」
きっとご覧になられた方々もおおかったのではないでしょうか。
「その中でも、特に印象にのこっていることは?」と尋ねられたら、
「宮城県南三陸町の戸倉中学校の生徒たち」と、応えるだろう。
それは、震災から1年後の2012年3月11日に、朝日新聞に開催された。
「東日本大震災 1年―⑧: 涙をふいて15の春」の記事だった。
絶対絶命の窮地にあって、東北の中学生たちがとったとっさの行動に、人間の底力を感じた。
と同時に、彼らに心から、「ありがとう!」と叫びたい気持ちになった。心底、尊敬している。
その翌月、4月8日は、本校の「入学式」だった。
入学生は、彼らの同級生である。
私は、敢えて、戸倉中学生の事例を式辞でのべた。
本校生も同じように、「他者のために命を差し出すほどの人間になってほしい」との願いでもある。
そして、いつか、この生徒たちのことが、NHKで放映されることを、ずっと待ち望んでいた。
そのトキが、来た。
2014年1月12日(日)、NHKでは朝10:00より、彼らを紹介した。
「高台の学校襲った大津波▽教師と生徒、必死の救命活動▽南三陸町」
きっとご覧になられた方々もおおかったのではないでしょうか。
2014年1月10日金曜日
新年のモットー
新しい年が明けた。
今年の干支は、「午」。 年男である。
還暦をむかえたのが12年前。あっという間に72歳!
かりそめにもサラブレッドとはいいがたく、さしずめ馬車馬か。
熟慮の末のモットーは、
【72歳 無事これ名馬 On と Off】
仕事ばかりに奔走していては、体力がもたない(そんな年齢になってきた?)。
たまには、スイッチを切りかえて、休むすべ(息抜き)を心掛けたい。
何事にも中庸が必要であることを、ようやくこの年になって考えるようになった。
今年の干支は、「午」。 年男である。
還暦をむかえたのが12年前。あっという間に72歳!
かりそめにもサラブレッドとはいいがたく、さしずめ馬車馬か。
熟慮の末のモットーは、
【72歳 無事これ名馬 On と Off】
仕事ばかりに奔走していては、体力がもたない(そんな年齢になってきた?)。
たまには、スイッチを切りかえて、休むすべ(息抜き)を心掛けたい。
何事にも中庸が必要であることを、ようやくこの年になって考えるようになった。
終業式でのサプライズ
2学期終業式(12月21日)では、数々の表彰が行われた。
剣道・テニス・読書感想文・国際交流体験感想文・ポスターコンクール・漢字検定・
Toeic(890点)・文部省体力テストなどなど
いよいよ表彰も終わりに近づいた時、校長いわく、「もう一つ、あります」、と。
それは、体育の時間でのこと。たまたまその場に居合わせた校長、Ⅰ-3組の跳躍に感心
することしきり。なにしろ、2136回を飛びきったからである(12月12日午後4時すぎ)。
【これは、終業式でこっそり表彰をしてあげよう】
かくして、特別賞状を作成し、副賞として、 特注 クリスマス・ケーキ を用意しておいた。
思わぬサプライズに、生徒は、大喜び。
クラス担任は喜びの笑顔満載写真をふんだんにとりいれた「学級通信」を発行していた。
剣道・テニス・読書感想文・国際交流体験感想文・ポスターコンクール・漢字検定・
Toeic(890点)・文部省体力テストなどなど
いよいよ表彰も終わりに近づいた時、校長いわく、「もう一つ、あります」、と。
それは、体育の時間でのこと。たまたまその場に居合わせた校長、Ⅰ-3組の跳躍に感心
することしきり。なにしろ、2136回を飛びきったからである(12月12日午後4時すぎ)。
【これは、終業式でこっそり表彰をしてあげよう】
かくして、特別賞状を作成し、副賞として、 特注 クリスマス・ケーキ を用意しておいた。
思わぬサプライズに、生徒は、大喜び。
クラス担任は喜びの笑顔満載写真をふんだんにとりいれた「学級通信」を発行していた。
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