2014年1月15日水曜日

涙をふいて15の春

東日本大震災を通して学んだことは、山とある。胸を打たれたことも、数えきれない。



       「その中でも、特に印象にのこっていることは?」と尋ねられたら、


       「宮城県南三陸町の戸倉中学校の生徒たち」と、応えるだろう。

 それは、震災から1年後の2012年3月11日に、朝日新聞に開催された。

    
      「東日本大震災 1年―⑧: 涙をふいて15の春」の記事だった。

絶対絶命の窮地にあって、東北の中学生たちがとったとっさの行動に、人間の底力を感じた。

と同時に、彼らに心から、「ありがとう!」と叫びたい気持ちになった。心底、尊敬している。

    その翌月、4月8日は、本校の「入学式」だった。

    入学生は、彼らの同級生である。

  
    私は、敢えて、戸倉中学生の事例を式辞でのべた。

本校生も同じように、「他者のために命を差し出すほどの人間になってほしい」との願いでもある。


そして、いつか、この生徒たちのことが、NHKで放映されることを、ずっと待ち望んでいた。

   
    そのトキが、来た。

2014年1月12日(日)、NHKでは朝10:00より、彼らを紹介した。

    「高台の学校襲った大津波▽教師と生徒、必死の救命活動▽南三陸町」

きっとご覧になられた方々もおおかったのではないでしょうか。



   
    



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