東日本大震災を通して学んだことは、山とある。胸を打たれたことも、数えきれない。
「その中でも、特に印象にのこっていることは?」と尋ねられたら、
「宮城県南三陸町の戸倉中学校の生徒たち」と、応えるだろう。
それは、震災から1年後の2012年3月11日に、朝日新聞に開催された。
「東日本大震災 1年―⑧: 涙をふいて15の春」の記事だった。
絶対絶命の窮地にあって、東北の中学生たちがとったとっさの行動に、人間の底力を感じた。
と同時に、彼らに心から、「ありがとう!」と叫びたい気持ちになった。心底、尊敬している。
その翌月、4月8日は、本校の「入学式」だった。
入学生は、彼らの同級生である。
私は、敢えて、戸倉中学生の事例を式辞でのべた。
本校生も同じように、「他者のために命を差し出すほどの人間になってほしい」との願いでもある。
そして、いつか、この生徒たちのことが、NHKで放映されることを、ずっと待ち望んでいた。
そのトキが、来た。
2014年1月12日(日)、NHKでは朝10:00より、彼らを紹介した。
「高台の学校襲った大津波▽教師と生徒、必死の救命活動▽南三陸町」
きっとご覧になられた方々もおおかったのではないでしょうか。
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