2013年7月31日水曜日

「夏期講習」終わり、明日から「勉強合宿」

22日から始まった「夏期講習」が、30日で終了。
続いて、明日(8月1日)から4日まで、「勉強合宿」がココランドで、行われる。
ココランドには、プールがある。夏休みとあって、大賑わいである。
なぜ、わざわざ、そんなうるさい場所を選ぶのですか、との苦情も聞く。
でも、周囲の騒音に惑わされるようでは、集中して学習しているとはいえない・・・。

ふと、中学に入学した直後、学校長が話した言葉を思い出す。

「家で勉強するときは、勉強に関係のない物を一切おいてはならない。
文具と辞書と、大きな音がする目覚まし時計だけを置け」、確かに、そう言われた。
続いて、「目覚まし時計の音が気になるようでは、勉強に集中していない証拠だ」、と。

それにしても、生徒も教師も、暑いなか、よく勉強をする。ほとんど欠席なしだから、感心。
私自身の記憶では、夏休みは、一切個人に任されていた。宿題もほとんどなかったように記憶している。ただ、家が狭くて暑く、家族もおおかったので、毎日、山の上の学校に通った。
廊下に机を出し、上半身裸で、勉強したものだ。もちろん、クーラーなど、ない。
その上、今ほど、暑くはなかった。心地よい山風を受け、友達と問題を出し合いながら勉強したのは、懐かしい思い出である。

先日は、日韓親善協会の特別な配慮で、「2013年度青少年交流訪韓団」として、本校から3名が派遣された(7月21~26日)。喜びいっぱいの笑顔を土産に帰国報告にやってきた。

明日(8月1日)からは、東北被災地のボランティアとして、生徒5名、教諭2名が釜石市に向かう。
8月11日からは、日韓青少年の集いに、生徒7名、教諭1名が参加する。

3日からは、NZへのホームステイに12名の生徒が参加。

カンボジアのボランティアに参加する生徒もいる。

今、集会室では、演劇部が汗をかきかき、練習をしている。

運動部も文化部も、それぞれの夏を過ごそうとしている。

一生に一度しかない、高校時代の青春を、謳歌してほしい。

一途に生きる生徒の素晴らしい姿には、いつも感動させられる。




2013年7月25日木曜日

ニュージーランド短期留学研修の引率

南十字星が、あなたを呼んでいる。

   南十字星が、あなたが来るのを待っている。

人口の何倍もの数の羊たちが、ゆっくり生きることを教えてくれる。

  広大な緑の大地にたたずみ、心地よい風を頬にうけながら、
  どこまでも続く澄み切った地平線に視線をおくる。何ともいえない心地よいひとときだ。

自然にせよ、人々の生き方にせよ、民族性にせよ、異文化体験は、人間の器を大きくしてくれる。

  英語漬けの生活は、はじめはきつい。

でも、「何でも見てやろう。何でも学んでやろう!」と、
意欲的に挑戦すれば、自ずと道は開けてくるだろう。

 
 
 
  NZに生徒を引率したときのこと、夜空にゆらめくオーロラを見た。オールブラックスとオーストラリアのラグビーの試合にも熱狂した。なつかしい思い出である。

  先ずは、「参加して見よう!」と、一歩を踏み出すこと。
一人でも多くの生徒たちがこのチャンスを生かすことを願っている。

  
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「短期語学研修」(NZ)案内のパンフレットに一言を、と頼まれて上記の文を書いた。
引率者は、昨年から決めていた。しかし、現実は、予定通りに運ばないのは、人の世の常。
よく聞く話だが、人生には、「3つの坂(サカ)」があるからだ。
 

「上り坂」と「下り坂」。もう一つが、「まさか」である。

予期しない「まさか」が、おきてしまった。のっぴきなfらない事情により、担当者が行けなくなった。
さて、困った。英語科教員それぞれにも事情があって、「NO!」。いろいろ検討してみたが、
最終的には、校長自らが引率することにした(ふつうはありえない!)。
準備段階は、英語科教員に任せた。

   いよいよ出発日が近づき、昨日、はじめて参加者と顔を合わせることになった。
   ことの次第は、到着後の歓迎会で披露する歌を練習するためだという。

生徒と会うなり、歌の練習よりも大切なことがあると考え、「ホームステイへの心構え」などについて、生徒に質問をしてみた。   【内容は、省略】


 せっかくの機会なので、かつて引率をしたグループの体験談を話すことにした。過去14~5回引率をして、どのグループにもいろいろな思い出がある。うまくいったことも失敗談もある。
でも、せっかく行く(挑戦する)のだから、今までに味わったこともないほどの、すばらしい2週間にしたい。感動的で衝撃的な体験をさせたい、という思いが強い。「そのためにはどうするか」、を考えるヒントを与えた。その言葉をどう受け止め、どのように実践するかは、生徒にかかっている。


 
           皆が仲良く、つねに協力しあい、助け合い、励ましあうこと。
          英語を話し、聴く努力。日本語を一切話さない努力。
          自分のことより、ホストファミリーが喜ばれることを優先すること。
  

 
          「受けるより、与える方が、幸い!」

                        両親に感謝!
 








2013年7月19日金曜日

1学期、終業式

本日は、終業式でした。

校長としての話というよりは、感動的な演説(英文・日本文)を紹介しました。

それは、マララ・ユスブサイさんが、誕生日である7月12日、国連で行ったものです。

マララさんについては、去る3月1日の卒業式で、餞の言葉として贈りましたが、

このたびの演説は、万感胸に迫るものがあります。

感動的です。勇気が与えられます。圧倒されました。

そのことは、『天声人語』(15日)にも紹介されており、大きな反響を生んでいます。

彼女の生き方は、そのまま本校の教育方針に通じるものがあり、

学期を終えるにあたって、ふさわしい話だと判断しての紹介でした。

ネットでは、全文(英語・日本語)を読むことができます。

じっくり味わいたいものです。

  
  人を赦すということ。愛するということ。非暴力の教え。教育の大切さ・・・、

  言葉では形容できないほどの感動がつまった 名演説 に脱帽です。

  マララさんにこそ、 ぜひ ノーベル平和賞 を! 

 
   

  
   





2013年7月17日水曜日

オープン・スクール

13日(土)は、今年第1回目の「オープン・スクール」でした。

たくさんの中学生・保護者が来校されました。

「これまで生きてきたのは、このような方々と出会うためであったのだ」、と心を強くしました。

誰にも命の始まりがありました。受精した瞬間が、命の始まりでした。

誰にも妊娠10週目というトキを過ごしました。大人も子どもも、同じトキを過ごしてきました。

では、「妊娠10週目」の胎児の足は、どれほどの大きさだったのでしょうか。想像してみました。

 
   
  
    実物大の足形を見て、何を感じたでしょうか。

    まあ、こんなかわいい足をしていたんだ。妊娠10週目で、5本の指もしっかりある!

    ここまで育ててくれて、ありがとう! よくぞ、ここまで、成長したね!

    子どもも大人も、感謝の心でいっぱい。

そのようなあたたかい思いで、オープン・スクールが始まりました。

   生徒会企画もよかった。

   GWTも、盛り上がったですね。

   校長からは、本校の根本的な教育理念について、図形を示しながらお話をしました。

一方、保護者のかたは、本校保護者との懇談でした。

   打ち合わせなしのぶっつけ本番。掛け値なしの生身の話し合い。
 
 

   はじめは緊張気味でも、徐々にトーンがあがりました。

   
   アンケートには、「安心して預けられる学校と受け止めた」と、ありました。

次回は、8月24日(土)。英語・国語・数学の授業を中心に行います。申込は終わりましたが、

 
今からでも十分間に合います。事務室に連絡して申し込んでください。

  
 
 
     事務室:0836-83-3587

                                お待ちしています!



    

  
    

 

2013年7月9日火曜日

オープン・スクール近づく

本年、第一回目の「オープン・スクール」が近づきました。

    今週の土曜日 7月13日・9時開始 です。

中学校での申込締切が、7月3日と早かったですね。

申込をしていなくても、「当日、受けつけ、OK」 です。

   皆様のお越しを、お待ちしています!!

2013年7月6日土曜日

人権ポスターに感激

昨日(7月5日)、宇部市立桃山中学校を訪問しての出来事。

受付を済ませるなり、一枚のポスターに、釘づけになった。

 

        わが町に 奏でよう 人権交響曲


      ポスター(絵)もすばらしい上に、この標語に大感激!

伺ってみると、人権標語に関する昨年度の「山口県最優秀」作品に選ばれたという。

      どこから、このようにすばらしい標語が生まれるのだろうか。

「生徒ひとりひとり、タレント(能力・才能)は、違う」 ことを、再確認できた一日に感謝。

「学校説明会」を済ませ、あたたかい余韻を抱きながら、桃山中学校を後にした。

2013年7月4日木曜日

学校説明会(中学校にて)

6月の中旬から、中学校に招かれての「学校説明会」が行われている。

             このときは、実に楽しい。

今まで生きてきたのは、こうした中学生や保護者と出会うためであったのか!

こうした中学生たちや保護者の皆様が、こんな私を待っていてくれたのか! 

           そう考えるだけで、胸が熱くなる。
 

               「会えて、うれしい!」。

       この喜びの声を、思いのままに、本音で語る。

         時間は、守る。ドン ピシャ! で終わる。

 

10分や15分間で、入試制度や学校案内など、できっこない。聞いている生徒も退屈?

気に入ってくれれば、気持ちと足が本校に向く。

           「オープン・スクールに行ってみようか」


         はあ~い、7月の13日(土)、待っていまあ~す!






講演会

講演会(6月26日・植島啓司先生・「偶然のチカラ」)の余韻が冷めない。

何しろ、16年間待ち焦がれた「高校生のための文化講演」である。

話は、面白かった。

約5分ごとに、話題が変わった。それも、生徒を飽きさせない技法なのか。

豊かな体験と聡明な知性から飛び出す話の数々は、

新鮮な驚きと感動をもたらしてくれた。

主催社関連の集英社からは、「集英社文庫100冊」を、

講師からは、ご自身の著書を3冊、寄贈してくださった。

図書室が一気に明るくなった。

今年も、「全国高校生読書体験記コンクール」に挑戦する生徒がでることだろう。

「2年連続2名ずつが全国入選」の快挙を絶やしてはならない。