2014年2月10日月曜日

中学2年生の立志式

山口県に来て、6年目。

今日、はじめて(竜王中学)2年生の「立志式」に参加した。

大人の入り口に立った今、生徒一人一人が、堂々と、「将来への夢と希望、抱負」を述べた。

自分自身の中学校2年生と比べると、大人びて見えた。

発表を聞いて、

  「日本の将来は、大丈夫だ」と、太鼓判を押したくなった。

  
  立志式のあと、30分の講演を依頼されていた。熟慮の末、2つの事例をあげて、話した。


(1)教え子の山田君。中2の夏合宿のあるとき・・・

   「英語の勉強はどうしたらよいか」とのかれの質問に、

   「NHKの英語番組・15分を毎日、聴くといいよ」と、返事をしたらしい。

   かれは、それを真に受けて、以後、ずっと20年以上も聴きつづけたという。

   阪神淡路大震災で被災したものの、ようやく落ち着いたとの情報で、家庭を訪問して、

   また、驚いた。

   かれのリビングのガラス棚には、20年以上も録音して聴き続けた「カセットテープ」が、

   ぎっしり詰まっていたのである。

   英語にも自信がつき、見事「阪大工学部」に合格。現在は、朝日放送の部長である。

      ちなみに、スキーはプロ級の腕前。
 
     
      

      赴任していた学校で、「スキー研修」が行われた際、有給休暇までとって、

      奥様と一緒にやってきて、教えてくれた。

      それは、英語の仕方をおしえてくれた「恩返し」だという。生徒には、頭が下がる。


   
(2)東北宮城県南三陸町の中倉中学校の話。 

    *校長通信(2012年4月9日・148号)を、参照ください。入学式の式辞でつたえました。

今日の感想・一口メモ

  「学校という現場には、びっくりするほどの、予期しない宝物が埋もれている。

   私たち教職員は、生徒から、そのような尊い感動・感激・恵みをうけて、生きている!」。



   
        竜王中学の2年生の皆さん、今日は、大きな感動をありがとう!!!











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